Soul Eyes

□パスワード
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カチカチカチ…。



ブルマは試しに、パスワード欄に、ベジータ本人の名を打ち込んでみた。



ブン…。


エラー音で、アクセスが拒否される…。


(…やっぱりね〜!あいつが考えそうなパスワードか〜。う〜ん…?)



ブルマは首を捻った…。



皆、パスワードには、好きなものを選んだりする…。



ーー…ベジータの好きなもの…。




戦闘?



食事?



サイヤ人?





…家…族…。


…。
…。
…。





ーー…私…?



「…まっさかね〜!」


そう言いながらも打ち込んだキーワードは…



“bluma ブルマ”




緊張しながら、エンターキーを押した、その刹那…。



ジャラ〜〜ン!とアクセスが許可される…。




「ええええええええええっ!?」




ブルマは、思い切り赤面しながら、驚いた…。





ーー…う、うそっ…。




なんか…



とびきり全開嬉しいんだけどーー…。





ほわんとした気持ちと同時に、涙が出そうになる…。



「…も〜やっぱりあんたってば、最高なんだからぁ〜〜」



「……。こんな所で何をしてやがる?」




「…へ?」



ビクリと肩を震わせたブルマは、そっと声の方に目をやった…。


そこに居たのは、紛れもなく自分の夫……。



「ギャーーーーーーッ!?
ベ、ベジータ!!?」











ーー…その後…。


理由はどうあれ、パスワードを知られて、極限に赤面したベジータに…

ブルマが、こっぴどく叱られたのは、言うまでもないーー…。









「お〜い?ブルマや〜!儂への電話を忘れとらんか〜!?」













★END★




→次ページ★おまけ&あとがき。
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