Soul Eyes
□★お風呂場事情★
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「…あ、あんっ!いやっ!ダ、ダメっ…ヒューガっ…!!」
(…ん?)
ふと…。
C.Cの最上階に位置する重力室から降りて来たベジータは、妻の卑猥とも言える声を耳にした…。
ーー…シャワーの音と共に、聞こえてくるその声…。
(…風呂場か?)
研ぎ澄まされた聴覚を持つベジータは、その足を、風呂場へと向けた…。
まさか…。
ブルマが浮気?
そう思った途端…
ベジータの頭に、一気に血が逆流する…。
家族だっているこんな昼間に…
然も堂々と…自家の風呂場に男を連れ込んで?!!
…風呂場に行くのを止めようかとも考えたが…最早、足が止まらない。
(ぶっっっ殺してやるっ!!!)
『殺』という字で頭をいっぱいにしたベジータは、ズカズカと風呂場へと向かった…。
「あんっ、ダメだって…そんな動いちゃ嫌よっっ!!」
「……。」
「い、いやぁ〜!な…舐めちゃダメぇ〜」
「〜〜〜!!!!!」
プツン…
ーー…ガラッ!!!
「ブルマ、貴様ぁああああーーーっっっ!!!!!
俺様という夫がありながらいい度胸…………」
「ワンワン♪」
は?
ベジータは、目をパチクリさせながら眼前の光景を見据えた…。
「…あ!ベジータ!!!
ちょ〜ど良かった♪ちょっと助けてよっ〜!トランクスったら、ドブに落ちたワンちゃんを助けたのはいいけど…そのまま連れて帰って来ちゃったのよ〜。
お陰でこの有り様…。」
回りの壁も、ブルマ自身の顔も…泥んこだらけ…。
どうやら…。
この中型犬をシャンプーするのに…大奮闘していたようである…。
「…い、い、犬なら犬と言えっっ…下ら…」
「あ!ダメっ!行っちゃだめっっ!」
顔を赤らめながら、立ち去ろうとしたベジータを、ブルマは無理矢理、風呂場へと引きずり込んだ。
「って…何、変な事想像してたのよーっ?」
「な、何でもないっ!!この俺を、こんな下らん事に巻き込むな〜〜〜ッ」
つづく…。
つづいちゃうの→
かなり、ホッとした…ベジさんかな?(笑)