Soul Eyes

□パスワード
1ページ/4ページ

「ママ〜!ママぁ〜〜〜!!!」



ーー…魔神ブウの脅威が去ってから、幾日か過ぎたある日のC.Cーー…。


電話の子機を持った少年のトランクスが、バタバタとブルマの寝室に駆けて来た…。



「ん〜!なによ〜、トランクス〜!今日は日曜なんだから、もう少し寝かせて…。」


ブルマは、そう呟くと、顔を布団の中に潜り込ませた…。



「…お祖父ちゃんから電話だよ!僕、ゲームの途中なんだ!電話、ここに置いとくね〜!」


そう言うと、トランクスは、子機をベッドの上に置くと、早々に寝室を出て行った…。




(んも〜なによ〜)



仕方なしに電話を手に取ると、ブルマは、ダルそうに起き上がった…。



「…ハイ?もしもし?どうしたの?父さん…。」



『おお、ブルマか〜!ベジータ君はいるかな?』



「…え?ベジータ?」


ふと、目だけを横に流す…。


勿論、そこに夫の姿は既に無かった…。


「……今、一緒じゃないけど…どうかしたの?」



『…そうか〜ちょっと急ぎで確認したいデータがあってな〜!ベジータ君のPCに保存してあったと思うのだが〜』



「え?そうなの?ちょっと待って…ベジータの書斎へ行ったら、直ぐ折り返すから…。」



『お〜!頼んだぞ〜!会議中だから、早くな〜!』


そう言うと、父であるブリーフからの電話がプツリと切れた…。



(全く、もう…。)


ブルマは、パジャマの上からストールを羽織ると、直ぐ様ベジータの書斎へと向かった。
次へ

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ