long novel
□殻っぽ!其の七
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笑顔の日も、涙の日も…
いつも…一緒だったよね…。
飛吾貴くんと…黒肥地くんと…
そして、私…。
三人でよく…肩を組んで…歩いたよね…。
『大人になったら、恥ずかしくて…こんな風に歩けないね!』
私は笑ってそう言ったけど…
ホントは、信じてた…。
大人になっても、ずっとずっと…
こんな関係が続いていくんだってーー…。
…ダカラ、ドウカ…。
ーー…ワタシヲ、オイテカナイデ…
ヒトリナンカニ…シナイデ…
そう…
この月に願う私は…
煩わしい存在ですか…?
『殻っぽ!』其の七
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