souvenir
□帰り道
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私は歩く
待っていたって
始まらないのは百も承知。
でも何も出来ない
友達に全てを言っても
貴方には何も伝わらないのも
知っている
私は歩く
私は春の暖かい日差しの中で
貴方を見つけ始めた
でも今秋の夏のような日差しが
私の視界を遮る
今からでも見失いそう
私の心の大黒柱の貴方を
私は1人で歩く
私は秋の夏のような日差しの中で
薄暗い霧の中を彷徨い続ける
私はどうしたらいいの
貴方はどう思ってるの
そんな想いも届かぬまま
私は家の戸を開ける
END