BLEACH

□If I ….
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後ろ姿に問う





『ねぇ、真子…』





「なんや?」







真子はそのまま

背を向けながら答える





『もし、私が死んだらどうする?』







そんなことを聞いてくるとは

思っていなかった真子は

目を見開いて來瑠実のほうへ振り向く





そして、険しい顔で言う





「そんなことゆーなや

昔俺は大切なモンを
1日で全部無くしてん

やから、今度こそせめて
來瑠実だけでも絶対に守る

やからそんなことゆーなや」






『ごめんなさい。
でも、もし病気で死んだら?』






「魂魄を無理矢理元に戻したる」







『でも、鎖切れ…っ』






急に真子が近づいたと思うと

気がついたら真子の腕の中で

その続きを聞きたくないと言うように

私の唇を真子の唇で塞いだ







「だからそんなことゆーなって
ゆっとるやろ」





『…ごめん』








「何があっても
俺が守ったるから
心配せんでえぇで」





『うん』











そう聞いたらなぜか

自然と涙がでてきた







「どないしたん?」







『なんか安心したら
でてきた』





「そ─か」













さっきまでの不安は

さっぱり消えて

とても安心した







そして

再び優しいキスを落とす




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