紫羅欄花

□第6話 ひとりぼっち
1ページ/12ページ



雛罌粟ヒナゲシ)ここだ
だいぶ使ってないから
いろいろと動きが悪い奴が
あるかもしれないが綺麗だろ?
夕飯の準備ができたら呼びに来るから
ここでくつろいどいてくれ




石榴)ああ、ありがとう




その部屋はフローリングに

蓙が敷いてあって

ベッド、机がありシンプルだが

とてもいい感じの部屋だった




私はベッドに寝転んでみた




河原にあるどかんの中に

空間を作って住んでいた私にとって

そのベッドはとてもフカフカで

布団をかぶらなくても暖かく

とても贅沢な気持ちになれた





ぼーっとしていたら
眠ってしまいそうになる








ふと、山椒サンショウさんと
話していたことを思い出した







次へ

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ