紫羅欄花
□第6話 ひとりぼっち
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雛罌粟ヒナゲシ)ここだ
だいぶ使ってないから
いろいろと動きが悪い奴が
あるかもしれないが綺麗だろ?
夕飯の準備ができたら呼びに来るから
ここでくつろいどいてくれ
石榴)ああ、ありがとう
その部屋はフローリングに
蓙が敷いてあって
ベッド、机がありシンプルだが
とてもいい感じの部屋だった
私はベッドに寝転んでみた
河原にあるどかんの中に
空間を作って住んでいた私にとって
そのベッドはとてもフカフカで
布団をかぶらなくても暖かく
とても贅沢な気持ちになれた
ぼーっとしていたら
眠ってしまいそうになる
ふと、山椒サンショウさんと
話していたことを思い出した
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