紫羅欄花

□第2話 転校生
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なんだかんだで授業は終わった





その瞬間俺は少女のところに走っていった






一護)なぁ、お前
あのときあったよな!?





ルキア)一護!

なに古い口説き方をしておる

あ、一護って
そういうおなごが好きなのだな!
そういうのを
“ロリータコンプレックス”
と言うのだぞ




一護)はぁ?ちげーよ
で、名前なんて言うんだよ?






少女は何も言わず紙を出してきた






そこには

“干支宮石榴”と書いてあった





一護)えっとぉ…何て読むんだ?
かんしみやいしる?




ルキア)いや、絶対違うだろ





平子)一護何してんねん




一護)あ、真子





平子)ん?転校生かいな?
お嬢さん、えらい綺麗な髪の色してんな





石榴)え…。





平子)名前なんてゆーん?






ルキア)これだ
平子、読めるか?






平子)え?どれ?





石榴)………石榴





平子)え?なんて?




石榴)干支宮石榴




ルキア)ほう
干支宮石榴か




平子)干支宮の子ぉか

俺、平子真子ってゆーねん
平社員の平に
隣の家の洋子ちゃんの子
浄土真宗の真に
隣の家の幸子ちゃんの子で
平子真子や

俺もこないだ転校してきたとこやねん
よろしゅうな、石榴ちゃん





平子と石榴とかいう子は
握手までしていた




一護)洋子と幸子って誰だよ!?



平子)ん?おばあちゃんや




一護)ばあちゃんかよっ!!
てか、なんでお前だけ
打ち解けちゃってんだよ!
俺なんか口も聞いてくれなかったぜ!?





平子)へっ俺の魅力にきづいたからや!
なぁ、石榴?





石榴)?……ああ
それに死神は嫌いだ





一護)え!?それ、どういう意味だよ!
それにお前小学生だろ
なんでここにいるんだ?






石榴)私にかかわるな
死神は嫌いだ






平子)仮面の軍勢は?







石榴)……別に。






そいつはどこかへ行ってしまった






ルキア)平子、さっき
“干支宮の子”と言っていたが
どういうことだ?





平子)知らへんの?
干支宮のこと




一護)ああ






平子)ふーん
まあ、後で話たるわ
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