この思いは[獄ツナ]
□3話〜夢は現実に〜
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十代目が寝ぼけて"好き"
だなんて言うから俺も変な夢
見ちまったぜ…
…それは十代目が
俺に告白する夢…――
−学校−
綱吉
「な、なんとか間に合ったね」
獄寺
「そうですね!」
そして教室に入り
授業が始まった
俺は授業の途中で抜け出して
保健室に居たが…
−保健室−
獄寺
「シャマルの野郎は
"男は見ねぇ"とか言って
どっか行っちまったしな」
ガラガラ…
綱吉
「頭痛い…」
そう言って十代目が
入って来た…
獄寺
「十代目!?大丈夫ッスか?」
綱吉
「なんか頭痛くて…」
獄寺
「…ったく、シャマルの野郎は肝心な時に居ねぇなヤ
とりあえずここに座って熱計って下さい」
十代目をベッドに座らせて
体温計を渡す
綱吉
「………」
ピピッ
獄寺
「37.4゜・・・
風邪かも知れませんねム」
バタッ
十代目がベッドに倒れ込む
どうやら また寝てしまった
みたいだ…
俺は十代目を
ちゃんと寝かせ布団をかけた
獄寺
「ここには風邪薬しか無いんだよな…ムでも十代目は寝てるし…」
しばらく考えた後
俺は…―――
獄寺
「十代目…ちょっと失礼します…」
そう言って俺は
自分の口に水と薬を含み
十代目に口移しで風邪薬を
飲ませた――
獄寺
「この際だから仕方ない…よな…//」
綱吉
「…っはぁ」
十代目は息が荒い…
…水で冷やしたタオルを
十代目の額に乗せる
−20分後−
綱吉
「ごく…で…ら…くん…」
獄寺
「なんスか?十代目」
俺は十代目に
背を向けて居たから
振り向こうとしたが
綱吉
「そ、そのままで…聞い…て」
十代目に止められたので
そのまま十代目に
背を向けたまま答えた
獄寺
「どう…しました?」
綱吉
「この前の…返事…」
獄寺
「…!!」
十代目は忘れて
なかったのか…
今思い出しても
恥ずかしい…
もう忘れてよかったのに…――
☆続く☆