この思いは[獄ツナ]

□2話〜勉強会の夜に〜
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俺は十代目になんて事を
言ってしまったんだ…
右腕として十代目に
尽くすと言ったのに…
それ以上を望むなんて


   −下校中−

綱吉
「もうすぐテストだぁ…
勉強しないと…でも俺勉強しても全然分かんないんだよなム」

山本
「じゃあこれから ツナん家で
勉強会でもやんね?
獄寺頭良いから
教えてもらえるしな!」

獄寺
「何言ってんだ 野球バカ!
てめぇに勉強なんか教える気は
ねぇんだよ」

綱吉
「まぁまぁム
皆で勉強会やろうよ!
勉強教えてね 獄寺くん♪」

獄寺
「十代目が そう おっしゃるなら…」

十代目はあの日の事を
忘れているのか
態度はいつもと変わらなかった

山本
「獄寺はツナの言う事なら
素直に聞くのな(ニカッ」

獄寺
「ケッ…当たりめぇだろうが
野球バカが」



    −ツナの家−

こうして俺達はテストに向けて
勉強会をする事になった

綱吉
「えーっと…この問題の解き方が分からないんだけど…」

獄寺
「この問題は…こぅして
こぅすれば解けますよ」

山本
「さすが獄寺なのな
俺はさっぱり
分からないのな(ニカッ」

獄寺
「てめぇは筋トレしてねぇで
少しは問題解こうとしやがれ!」

山本
「ははっ 悪ぃ悪ぃ」

獄寺
「…ったく、十代目だって
必死に頑張ってるのに…
少しは十代目を見習え
野球バカ!」

山本
「ツナ頑張ってるのなム」

綱吉
「……解けた!
これで合ってるかな?」

獄寺
「はい 当たってますよ!
さすが十代目
飲み込みが早いッスね♪」

綱吉
「そぅかな??
きっと獄寺くんの
教え方が上手いからだよ!」

獄寺
「そ、そんな事無いッスよ
…ささ 次の問題は――…」


そして日が暮れて
山本は店の手伝いとかで
先に帰り、俺は十代目の家に
泊まり 徹夜で十代目に勉強を
教える事になった

獄寺
「十代目??」

綱吉
「…んー|」

途中で疲れて十代目は
寝ちまったが…

獄寺
「こんなとこで寝たら
カゼ引きますよ」

(綱吉を抱き抱えて
ベッドに寝かせ)

綱吉
「…獄…寺くん…っ」

 ドサッ

獄寺
「ちょ…十代目!?」

俺は寝ぼけた 十代目に
押し倒された

綱吉
「スゥ…|」

十代目の顔が調度俺の
耳元にある…
息が耳にかかって
くすぐったい…
……その時だった

綱吉
「俺も好き…だよ…
獄…寺く…ん」

一瞬耳を疑った
十代目が夢の中だとしても
俺を好きだと
言ってくれるなんて…



     ☆END☆
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