この思いは[獄ツナ]

□1話〜振り向いて欲しい〜
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    −屋上−

獄寺「チッ…授業なんてやってられっかよ」

俺はいつものように
授業をサボって屋上に居た。

綱吉「もぅ全然分かんないよ…授業なんて嫌だぁ」

…この可愛らしい お声は
十代目!?
珍しい…十代目が授業を
さぼるなんて

獄寺「十代目!?どうしたんスかム」

綱吉「獄寺くん!教室に居ないと思ったらここに居たの!?」

獄寺「はい…授業なんてやってらんないッスから」

綱吉「そうだよねム俺も全然分かんないし 授業抜け出して来ちゃった」

ホント十代目が
授業さぼるなんて
珍しいな…

獄寺「そぅッスか…授業出なくても勉強は俺が教えてあげますから大丈夫ッスよ!」

綱吉「ありがとう 獄寺くん!」
(勢い良く獄寺に抱き着く)

…十代目っ!!
反則ッス……

獄寺「十代目…」
(綱吉の頭を撫で)

綱吉「どうしたの??」
(顔を上げて)

獄寺「十代目はどうしてそんなに可愛いんスかね…(呟き
俺は一生十代目に尽くしますから…」

綱吉「なっ…何言ってんの!?
尽くすとかじゃなくてム
俺達友達なんだから」

友達か…
俺は十代目と友達以上に
なりたいなんて
思っちまってるんだが…

獄寺「友達ッスか…」
(俯きながら)

綱吉「友達じゃ嫌??じゃあ恋人!」

獄寺「…なっ//」

十代目の事だから
どうせ深い意味無く
言ってるんだろうな…

綱吉「……??」
(キョトンと首を傾げ獄寺の顔を覗き込む)

獄寺「……っ!!」

俺はいつでも
誰よりも
十代目の近くに居たい
だから…

(綱吉の肩を抱き 口付けをし)
綱吉「獄寺…くん??」

獄寺「好きです 十代目…」

綱吉「…えっ」

獄寺「十代目は俺の事どぅ思ってますか…?」

綱吉「……。」

なんで黙り込むんスか…
俺は本気なのに…っ!

獄寺「じゃあ今度 返事聞かせて下さい…」

そぅ言うと俺は
廊下へ走った…
十代目の反応があまりにも
淋しかったから…



     ★END★

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