獅子と宝玉
□夢であっても
1ページ/2ページ
「なぁ、コン、ラッド。もし、俺が死ん、だら、また、見つけて、くれる?」
そう言うユーリの背中は敵の検で斬られたせいで赤く染まっている
「陛下!しゃべらないで!!あなたは俺が助けますから!!」
「陛下って、呼ぶなよ…名付け親…。なぁ、質問に、答えて、くれよ。俺が、死んだら、あんたは、また、俺の、こと見つ、けて、くれるか?」
ああ、そんなこと言わないで…
そんな最後のお別れみたいな…
「ユーリ!!俺はあなたを見つけます!!たとえそれが何億年先だろうと!!」
俺がそういうとユーリは嬉しそうに、安心したように笑って言った
「よかった…。コンラッド、また、な?」
「ユーリ!?ユーリ!!死なないでください!!ユーリ!!」