□暑い日だけの限定モノ
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ぎょろりとスピリットの目がシュタインを捕らえた。


「なんですか?」

「お前見てて暑苦しいよな。」

「そうですか?」

「脱げ。」


それだけ言うとスリットはシュタインの前までくると白衣を脱がしにかかった。

さすがにそれはやめて欲しい。

とっさに白衣を抑えたが、スピリットはさらにムキになり白衣を破き始めた。


「何してんですか!!」

「暑いんだよ!!見てて。」

「服破くことないだろーが!」

「黙って俺に脱がされろ!!!」

「………」


なんて、言うか。

そんな先輩見たくないですよ。

と、目の前に居る大好きな人を見ながら心の中で早くクーラーを直そうと決意した。




暑い日だけの限定モノ
「これでよし!」
「先輩が積極的なのは嬉しいんですが、これはないですよ。」
「なんの話だよ。」










END

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