□椅子取りゲーム
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一番やっかいなのが残っていた。

頭に螺子を付けた後輩がヘラヘラ笑っていた。


「俺と椅子を半分づつにしますか?」

「いや、持ってくるって「しますか?」

「………します。」

「あー!シュタイン君ずるい」

「そうですよ!」

「ふっ。先輩が自ら選んだんですよ。文句なしだって言ったの死神様でしょ?」


お前のは軽く脅しが入ってんだよ。

喉まで出かかった言葉をスピリットはなんとか飲み込んで、シュタインと椅子を半分づつにした。


「ひぃ!」

「どうかしました?先輩」

「どうかって、テメェ!!何処触ってんだよ!!」

「尻」

「セクハラすんなぁ!!!!」


しれっと答えるシュタインからスピリットはすばやく離れて、椅子を取って来ますと怒った様に呟いて去っていく。


「抜け駆けはダメだよー」

「何の話ですか?」

「とぼけないでくださいよ。博士。今度スピリットさんにそんな破廉恥な事するようでしたら………潰しますよ?」

「自分が出来ないからって僻みですか?それでも聖職者ですかぁ、餓鬼」


いつの間にかシュタインとジャスティンの周りには只ならぬオーラが出ていた。









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