□聞いてもいい事と悪い事
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「シュタイン!!!」

「あっ。先輩、起きれたんですか?」

「起きれたんですか?じゃねぇーよ!今さっきマカにお前を見慣れえとかかっこいいとかいわれたんだぞ!」

「へー」

「へーじゃねぇんだよ!なんでお前がマカに尊敬されてんだよ。」


スピリットは案外すぐに見つかったシュタインにおもいっきりタックルしたが抱き止められた。

なんとか逃げ出そうとしたが、がっちり捕まっていたので諦めた。

人が来ない場所っていうのも諦めた一つの原因だ。


「ったく」

「おや?先輩、妬いてるんですか?」


ヘラヘラとした顔で覗き込んできたので、キッと睨みつける。


「そりゃー、妬きもするわ!よりによって、なんでマカがお前なんかに!」

「いーじゃないですか、先輩。先輩には俺がいるじゃないですか。」

「………おい。」

「はい?」

「なんか………ケツ触られてる気がすんだが。」

「触ってますもん。」

「やめんか!!」


白昼堂々とイチャつけるか!

スピリットがちょっと体をずらすが腰が痛い。


「シュタ………イン!」

「先輩」


また流される!

そう思ったのはお互いの顔の距離が5cmぐらいの時だった。


「デスサイズくぅ〜ん。邪魔しちゃったりして悪いねぇ〜」


二人の真横にある鏡からのほほーんとした声だ聞こえた。







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