□聞いてもいい事と悪い事
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「博士ってどうして、そんなにお肌がつるつるなんですか?」


授業が終わり出て行こうとするシュタインにリズが声をかけた。

確かにとマカと椿も頷く。


「そうですかね?」

「何か特別な美容品使っているんですか?」

「ギャハハハ。男がそんなの使ってるとかキモ過ぎるだろ!」


リズの質問にブラック★スターが笑い出すが、ものの数秒で止まった。


「使ってないですよ。」

「へー。にしても、本当に綺麗だよな」

「………しいて言うなら。」

「言うなら?」

「毎日、適度に運動しているからですかね〜」

「適度にって椅子で移動?」

「いえ、違いますよ」


ニヘラとシュタインは笑った。

びくりっとリズは聞きすぎたと後悔したが遅かった。


「毎晩せ「わーかった。博士、よーくわかった!」

「え?聞きたくないんですか?」

「いいです。よーくわかりましたから。」

「そうですか。それは残念」

(昼間から何言おうとしてんだよ、この人)


毎日のように死神様経由で愚痴を聞いているリズはだいたい予想が付いた。


(本人から聞くのはちょっと………)


そんな姉の気持ちとは裏腹に妹のパティが、


「毎晩何してんの?」

「聞きたいですか?」

「うん♪」

「コラ!!パティ!聞くな」







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