狂
□懺悔と言う名の戯言
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「うぐっ」
「次はどんな子なんですか?俺にも紹介してくださいよ。」
「………シュタイン。悪いが本当に………」
腕と言う名の檻に閉じ込める。
その中で、先輩はため息を吐いた。
呆れたような目で俺を見る。
「今日は元かみさんに会いに行くんだよ。」
「………」
「だから、どいてくれ。時間にうるさいのはお前も知ってるだろ?」
「………今さら………なんの用なんですか?」
「さぁ?とにかく行かないと」
なんで今さらあの女の所に?
軽く俺を押して檻から逃げた先輩の腕を掴んだ。
逃がしてたまるか。
そんな気持ちがあってか、力を入れすぎたらしい。
先輩が顔をしかめた。
「シュタイン。いい加減に「好きだ。」
「はぁ?」
「俺はアンタが好きなんだよ。」
懺悔と言う名の戯言
俺の罪は貴方に魅せられた事だ
end