□懺悔と言う名の戯言
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人の罪って一体何がある?

この世界に生まれた事自体罪なんじゃないか?

だとしたら、俺の罪はきっと


「あっ。先輩」

「げっ。シュタイン」


ズザザッと十歩ぐらい後退る。

後ろは壁なのになぁ、と思いながら先輩に一歩近付く。

デスサイズ。

死神様の武器の中でも一番のトップであり、死神様に一番近い男。

それが俺の元パートナーだ。


「なんで逃げるんですか?」

「条件反射だ。」

「条件反射ねぇ………」

「何だよ。用がないなら行くからな。俺は忙しいんだよ。」


忙しいってどうせ今からマカのストーカーをするんだろう。

嫌だって言われてるのに、よくやるよ。

一応、親権ないから訴えられたら負けますよ。


「あ〜。マカなら「マカに会いに行くんじゃないんだ。」

「へ〜。珍しいですね。」

「本当に急ぎの用なんだよ。」

「死神様の用ですか?」


違うと首を振る。

となると、後は女の用事しかない。

だったら行かせたくないと幼稚な独占欲が湧き上がる。


「先輩、どうせ女でしょ?」








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