□友人としてだよ
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「はぁ〜。ソウル」

「なんだよ。」

「疲れた。」

「そりゃー。疲れただろうよ。」


ポンポンと頭を撫でてくれる。

いいよね。

ソウルは振り回されるだけだもん。

武器って基本疲れそうにないよね。


「ソウルは疲れたりしないの?」

「あぁ?疲れるぜ。それより早く報告するぞ。」

「えっ?疲れるの?」

「あのな、武器だって疲れるんだよ。」

「へ〜」

「まぁ職人よりはマシだろうけどな。」


ソウルは私の変わりに鏡を探しに行ってくれた。

武器も疲れるんだ。

今度はソウルが疲れないように闘ってみようかな。

そしたら私が疲れちゃうか。


「マカ。行くぞ。」

「立てないの。」

「はぁ?」

「ちょっとおぶって」

「ったく。ほら」

「サンキュー」


ソウルの背中は大きいよね。

でも、パパの方が大きいか。

あー、それは小さい時の話だから今はどうだろ。


「ね、ソウル」

「今度はなんだよ」

「大好きだよ。」


あぁ、もちろんコレは




友人としてだよ

そう言ったら流石に怒るかな?









end
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