□夏の風物詩
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「花火?」

「うん。花火。」


つい先日マカ達と花火をした。

いろんな色の火が飛び出してなんだかとても綺麗なものだった。

僕は行ったんだけどラグナロクが出てきてくれなくって見てない。

それはなんだかとても寂しい感じがしたので小さい花火をマカからもらった。


「一緒にしない?」

「誰と?」

「僕と。」

「なんだお前と二人だけとかシケた状況でしなきゃなんねぇんだよ!ボケ!!!」

「だって!みんなでやったときラグナロクが出てこなかったからじゃん」

「うるせぇ!」

「あうっ。理不尽だよぉ。」


毎度のことなので気にしないけど。

てっきりラグナロクは騒がしいの嫌いなのかと思ったけどそうでもなかったらしい。

僕はう〜んと考えてキッドから言われたことを思い出した。


「僕と二人がいやならキッド呼ぼうか?この時期ずっと家に居るっていってたよ?」

「お前は呼びたいのか?」

「ラグナロクは僕と二人は嫌なんだろ?」

「・・・・」

「?」

「やるぞ。」

「二人で?」

「他に誰がいるってんだよ!」

「だから、キッ「早く用意しろ!」


ラグナロクは僕の手から花火を奪いとってポカリと殴ってきた。

みんなでやったときは外だったから外に出る。

蝋燭はお泊り室の所の廊下から拝借した。

返せないと思うんだけど。












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