□ビター・チョコ
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「今度言ったらぶっ殺す!」

「やってみろよ貧乳。」


今はラグナロクは僕の背中から出ていて、すばやく僕を盾にする。

マカはもの凄い顔でラグナロクを睨んでた。

恐い。


「マカ、あのさ。」

「ん?何クロナ。」

「気にする事ないよ。僕はマカだったら、なんでもいいと思うよ。」

「クロナ」

「だから、気にしなくいいと僕は思うんだけど………。」

「ありがとう。クロナ」


これ以上マカを怒らせたら僕にも危険が来る。

ラグナロクはつまらないと僕の頭を小突いたけど。

冷凍庫に入れていたチョコができてみんなで並べて見てみた。

椿ちゃんのは綺麗に出来ていて美味しそうだったし、マカのも美味しそうだった。

リズちゃんのは大人の人っぽかったし、パティちゃんのは芸術だった。


「お前のはしけてんな」

「うじゅ。」

「コレだから根暗は。コレ喰う奴は可哀相過ぎて笑えるな。」

「酷いよ。初めてだったんだから。そう言うラグナロクだって………」

「俺だってなんだよ。」

「コレがラグナロクの?」

「コレの他になにがあるってんだよ!」


マカも他のみんなも唖然としてた。

僕だって驚いてた。

だってラグナロクのが一番上手くできてたから。








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