□由来モノには注意
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「さぁ、食べてくれ!!!」


キッドによりきっちりかっちり出来た太巻きをみんなで食べる。

マカにより半ば強制参加となっていたクロナの横をキッドはばっちりキープした。


「クロナも遠慮せずに食べてくれ。」

「う………うん。」

「やめとけ。男の料理なんて喰ったら腹壊すぞ。」

「失礼だよ!ラグナロク」

「さ、どうぞ。」


キッドはクロナの背中から出て来たラグナロクを睨みつけてクロナに太巻きを差し出す。

恐る恐る口に運ぶ姿が可愛らしい。


(………なにかそそられる)


小さい口で一生懸命に頬張る姿がグッとくる。


「うまいか?」

「うんふ。おいひい。」

「………」

「?」

「いや、うまいならよかった。うん。よかった。」


いかん、変なフィルターがかかっている。

もさもさ喋るクロナが本当に可愛い。

いつまでも眺めていたい。


「おい、キッド」


その視界を塞いだのは青い髪だった。

キッドは殴り飛ばしたい気持ちを抑えてブラック★スターになんだと答える。


「いいこと教えてやるよ。」

「なんだ。ってかどけ!クロナが見えんだろ!」

「太巻きってな、男のナニをモデルに作られたんだよ。」

「ナニをだと!!」


邪魔になってたブラック★スターを退かす。






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