□由来モノには注意
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2月3日。


「日本の文化でね、今日を『節分』って言うんです。」

「聞いた事あったけど、こんなのも作るんだね。」

「椿は器用だよな。あたしには無理。」

「これは簡単ですよ。リズちゃんにも出来ますよ。」


『節分』である今日。

キッド宅で『節分』パーティーなるものをする事になっていたのだ。

メインである太巻きの作り方を椿に教わりながら、リズとマカは出来上がっていくのを見たいた。

豆を撒いて心の邪念を祓う立派な行事だ。


「どうだ?出来てるか?」

「あっ。キッド見ろよ。コレ、うまそうじゃない?」

「………素晴らしい。」

「だろ?」

「完全な左右対称じゃないかぁ!」

「あー。そう言えばそうだな。」

「俺も作りたい!!!椿、教えてくれ!」

「はい。」


出来上がっている太巻きをうっとり見ながら量りとものさしを用意しだした。

こだわるとどこまでもこだわるのがキッドだ。


「料理はだいたいでいいだろ。」

「戯け!!何事もきっちりかっちりだろ。」

「お前はそーゆー奴だよ。」


リズは呆れてため息をついた。








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