歪
□やめてください。
1ページ/2ページ
モゾッ
「!!」
ビクッと体が反応する。
そうするように仕込まれたから。
「どうしたの?クロナ」
「………寒いのか?」
「違うな!この俺様のビックさにびびってんだ!ヒャッハー☆」
「「「ないと思う」」」
みんなでお昼を食べていたときだった。
ラグナロクが僕の下腹部をヌルリと触った。
急だったのもあるけど、これはない。
みんながいるのにこんな事するなんて!
「っ〜」
「お腹痛いの?」
直接的な刺激で思わずお腹を押さえた。
マカが心配そうに声をかけてくれた。
今すぐにでもトイレに走りたい。
でも、そんな事をラグナロクが許してくれるはずがない。
「なんでもないよ」
「そっか。でね、クロナ」
「うん」
マカの話なんて半分も聞いていない。
だって、ラグナロクが!!!
やめてください。
ちょこちょこ、ちょっかい出さないでよ!!
end