□君の痛みを半分頂戴。
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「早速で悪いんだけどさぁ魔武器見せてくんない?」

「ラグナロクの事?」

「そうそう」

「………うん。」


髑髏のお面付けた黒い人が鏡の中でひょこひょこしている。

連れて来られた時だって黙ってたし、どうだろ?


「ラグナロク、君と話したい人がいるんだけど。」


返事はない。

なんでだろう?

とても不安になってきた。


「ラグナロクってば!」

「うるせぇな。」

「これが魔剣かぁ」


いつもより静かに出てきた。

いつもより前に出てきてるし。


「なんなんだ?」

「死神でぇ〜す」

「何の用なんだよ。」

「君たちがさぁ、食べちゃった善人の魂回収しちゃいま〜す。」


ニュッと死神様が出てきた。

初めて鏡から出てきた人見たよ。

怖くて後ろに退がったけど連れて来た人に両側を捕まえられた。

いつの間に二人に増えたんだろ?










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