□狂ってるなんて言わせない
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自慢でもなんでもないが、俺は本当に女好きだ。

だが、そんな俺でも気安く”抱く”なんて事はしない。


「それが違うなら、年だね。」

「あのなー。俺とそんなにかわらんだろ。」

「そのちょっとの差は大きいんだよ。スピリット」

「うるせーよ。なんか薬ねぇのか?」


はいはと後輩であるシュタインは部屋から鎮痛剤を持ってきてくれた。

ご飯を食べたら二人でとぼとぼ学校に向かう。

別々でもいいんだが、シュタインがすぐに通行人を解体しようとすろから一緒に行くようにしている。


「ふぁ〜。ねみぃ。」

「寝不足?」

「お前より早く寝てるからそれはないな。起きたら体がだるいんだよな〜」

「ふ〜ん」

「今度さ、一緒に寝てくんね?でさ、俺が変な事してないか見てて欲しいんだけど。」

「めんどくさい」


酷い奴だ。

ちょっと、不貞腐れたように頬を膨らました。


「とうっ!」

「うげっ」





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