白と黒のオセロ盤

□2話
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「で?お前は誰だ。」

「、直球ですねぇ。もうちょい穏便にできないんですか?」

「穏便に進めたいならさっさと答えな。死にたかねぇだろ?」

「物騒な。」



冷徹な笑みを私に向けるおじさんと、何時まで経っても来ない見張り。
おいおい、牢屋なんだし見張りのディザイアン位いても可笑しくないよね、何で来ないの役立たず。
因みにこの時点でもうこのおじさん大物決定ね。だってすっげえ怖いんだもん!

、なんて思いながらも、私はさっきすれ違ったディザイアンから拝借した紙をその場に広げる。
おじさんはそんな私をまじまじと見て、顔を一気に歪めた。



「一応聞いてやる。何して、いや、何する気だ。」

「え、勿論脱走する気ですけど。」






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