●4周年企画
出演依頼してみたー
青龍編
「将臣はいるか。」
「ん?どうかしたか、九郎?」
「ああ、先程散歩をしていて…庭の桜の木の下でこんな文を見つけた。」
「なになに…"ありがとうを伝えて"?え、これだけかよ。」
「この前後のない簡潔な文は恐らくあいつだと思う。」
「他人任せだな…」
◇というわけで。
おっ、来てくれてサンキューな。
此処はのんびりしてて何もないとこだし、すぐに忘れちまうかもしれないが…お前が忘れても、俺はいつまでも覚えてる。
…お前のその顔は、声は、何処に居ても忘れられねえんだ。見えない場所に、例え時空が違っても…な。
なんて、らしくもねえか!
ま、思い出したその時はまた此処に――俺に、会いに来てくれるんだろ?
そん時の俺はお前がびっくりするくらい、頼れる男になっててやるから、さ。
×××
こんな処まで足を運んでもらってすまないな。あいつも悪気があったわけじゃないんだが…と、別にあいつの話をしたい訳じゃないんだ!
いつも、感謝している。
俺が伝えたいのは、きっとお前が思っている以上の感謝と…愛しさだ。
何故だろうな、心に溢れている想いもお前が傍に居ると言葉に出来ない。き、気恥ずかしいのやもしれんな…
こ、こういう雰囲気は俺らしくないな!他を当たってくれ…っああ、いや、やっぱり他の処には行くな!
これからも、よろしく頼む。ずっと…
◇青龍は爽やか甘テイスト。