SS

□2人はルルキュア!!
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※注意
・ナナリーが黒いです
・黒の騎士団に厳しいです

もう…なんかごめんなさい!!

これらを踏まえた上でどうぞ!


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「スザクさんッ!!」

「ナナリィィィィィィィィーー!!!」

─バンッ…


2つの銃声が何に当たる事も無く、虚しく響いた。

「ルルーシュ…。」

スザクは銃を降ろしてルルーシュの下へと近付いた。

「僕は…、ブリタニアを裏切って、君と一緒に戦おうと思う」

「なっ…!!」

「スザクッ!!何を言っているのよ!!あなたは今までブリタニアに従って、散々日本人の命を奪ってきたじゃない!!」」

「そうです、スザクさんッ!!どうして急に…っ」

「僕は…気付いたんだ。ルルーシュもこうするしか無かったんだって…。」

「…スザク…?」

「君はナナリーの為に、ナナリーが安全に暮らせる世界を創る為に…、今まで戦って来たんだろう?」

「…あぁ。」

「僕はずっと思っていたよ。どうして世界を壊そうとするのか、どうして中から変えようとしないのかって…」

「……。」

「でも君は、それを出来ないんだ。ブリタニアに戻ればまたナナリーが利用されてしまう…。それじゃあ意味が無い。」

言いながら、スザクはルルーシュの手を握った。

「間違っていたのは僕かもしれない。中から変えようとしても犠牲はたくさん出るのに…。…それに、ルルーシュ。僕達が手を組んで出来なかった事は無いだろう?」

「ス、スザク…。」

「世界を変えよう、ルルーシュ…!…今度は二人で。」

「…っ!」

「ね?」

「…あぁ…。分かったよ、スザク。俺達二人に出来なかった事は無いもんな。」

スザクの言葉に、ルルーシュは頷いた。
ナナリー、カレンも二人の絆を魅せらててか、黙って二人を見つめていた。


「よしっ!!それじゃ、黒の騎士団をぶっ壊し行くよ!!」

「「「…は!?」」」

騎士団を壊す前に空気をぶっ壊したスザクに三人は驚愕した。

「…ちょっと待て、スザクッ!!騎士団まで壊す必要はないだろう!」

「そうよ!!私達だってあなたをちゃんと受け入れるわ!だから…っ!!」

「そうですよ!!駒は多い方がいいでしょう?スザクさん!(酷)」

「そ、それじゃあルルーシュとの二人っきりの時間が減っちゃうじゃないか!!」

「「「……は?」」」

「あ、違…こ、これは…。─と、とりあえず!ルルーシュ!黒の騎士団に撤退命令を出すんだ!!」

「おま…っ。今、騎士団はブリタニアと戦闘中だぞ!?急に何を言い出すんだ!!」

「まずは説得するんだよ、ルルーシュ!!日本解放は僕達がするから君達は戦わなくていい(ルルーシュと僕とのラブラブを邪魔するな!引っ込んでろっ!!)って!!」

「「「……。」」」


「…あの、スザクさん。先程から良い事を言ってるのか悪い事を言ってるのか、よく分からないのですが。」

「…はぁ…。まったくだ、ナナリー。スザクは遂に壊れてしまったんじゃないのか?…騎士団を壊すとか言って自分が壊れてるんだからな。話にならん。」

「る、ルルーシュ…?」

「──カレン、ナナリー。(ナナリーも無事だったし)こんな奴ほっといて東京に戻るぞ。」

「え…?あっ、はいっ!ゼロ…!!」
(…この際、ゼロの正体はもうどうでもいいわ…/ぇ)

「…じゃあな、スザク。それと、さっきの約束は取り消しだ。」

「え!!?…ちょっ!待ってよルルーシュ!僕達二人に出来ない事なんて…っ!!」

「悪いなスザク、もうお前には付き合ってられん。」

「…っ!!きっ、君がそう言うならそのサクラダイト、撃つよ!!!そしたら君の愛しのナナリー共々、爆発しちゃうんだからね!!いいの!?」(ヤンデレ化)

「な゙…っ!!」

「いい訳ないよね!!?ナナリーは君が今まで戦ってきた理由だもんね!?」

「…くっ、くそ…!!」

するとルルーシュは諦め、騎士団へと通信を繋いだ。(どうやって)

「み、南か…?騎士団総員に告げて欲しい。…撤退だ。今すぐ速やかに撤退するんだ」

『…え!?ゼロ!!?何を言っ…』

──ブヂッ!…ツーツー…。

「ありがとう、ルルーシュ」

「…はぁ。…お前、本当は何が目的なんだ…?」

「僕はただ…」

「何だよ」

「君の事が…心配なんだよ…!」

「え…?」

「だって…、騎士団の人達がゼロの正体はブリタニア人だって事を知ったら君を裏切るかもしれないんだよ!?」

「…そ、それは…」

「………。」

これにはカレンも黙ってしまった。

「…スザクさん…。確かに、そうですね…。私もお兄様が心配です。お兄様が私の為に傷付くのはもう嫌です。本当は…反逆なんて危険な事はやめて欲しいのですが…」

「ナ、ナナリー…しかし…。」

「えぇ、分かっています。もうお兄様は引き返せないんですよね。なら…、スザクさん…!!」

「え?なに??」

「私も協力します!!お兄様を裏切るような組織ならぶっ壊しちゃいましょうっ!!」

「本当!?ナナリー!!」

「はい!大体、あんな下品な人達がお兄様のお近くにいるだけで胸くそ悪いんですからっ!!」

さっさと排除するべきでしたね!、とナナリーは凄く良い笑顔で凄く黒い事を言った。

しかし、当の兄といえばカレンと共に本日何度目かの放心状態に陥りかけていた…

(落ち着け、俺…!ナナリーがあんな事を言う訳がない…!!これは悪夢だ、あのナナリーはナイトメア オブ ナナリーだ!!)

…放心状態というよりも、現実逃避なのかもしれない。


「ありがとう、ナナリー…。それじゃあ騎士団排除が終わったら、二人でルルーシュ愛護崇拝溺愛委員会(!)を設立しようっ!!」

「いいですね!!あ、コードネームとか作りませんか?私はファルコンがいいですっ!!(マテ)」

「んじゃ僕はMr.ルル道がいい!!(マテマテ)」

「ふふっ。今度から名を伏せて行動するときはそれで行きましょう!」

「うん!それじゃあ騎士団本拠地に行くよ!!……あ、ルルーシュは危険だから待っててね!終わったら迎えに来るから!」

「…もう、勝手にしろー…」

完全に自暴自棄である。

「あと、カレン!ルルーシュを襲ったら赦さないからね!!」

「あー、うん。気をつけるわー…」

こちらも完全に自暴自棄である。


「じゃ、ナナリー!!行くよ!」

「はい、スザクさんっ!!」

そして二人はランスロットへ乗り込み、飛び立っていったのだった………。




EN…D?





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