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□Eternal oath
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お父さん、お母さん。
ティエリアは今日ニールのものになります―。

「誰が誰のものになるって…?」
「痛い痛い、ヒールで太股グリグリするの止めてー。穴空いちゃうー」
「あぁ、好きなのかと思って」
「そんな趣味はありませんー」

真顔で言う彼女にこれが晴れて結ばれた二人が今からイロイロ行う前ですか?って聞きたい。
まぁこうやって悪態をつくのは彼女なりの照れ隠しだという事はとっくの昔に解釈済みだ。

「よっ、と…」
「わっ!?」

いつまでも遊んであげませんよー。
何たって今日は最後に一大イベントが残ってるんだ。
踏みつけられていた方の足首を掴んで持ち上げるとバランスを崩したティエリアの背中を支えて倒れ込むのを防いだ。
あ、パンツが見えた。
黒のレースがついたやつ。
やらしいなぁ…。

「厭らしいのは貴方の方だ」

ギロリ。
睨み付けられちゃったよ。
声に出してたんだな。

「男はみんなやらしいの。だから観念しなさい?」
「ぅー…」

小さく唸ってる俺の奥さん。
あ、奥さんっていい響きだなぁー。
まだ決心がつかない彼女にトドメの一撃。




「ティエリアの、全てを俺に頂戴?」





巷で噂のエロヴォイス。
耳元でお見舞いしてやればたちまち彼女は腰砕け。
うーん、身体はなんて正直なんだ。

「えーい」

いい具合にとろーんと力の抜けた身体を抱き上げベッドに放り投げた。
うん、初夜で奥さんベッドに投げ捨てたのって世界で俺が初めてかもね。
ボフンとベッドに埋もれていったティエリアは涙目でこっちを睨んでる。
さっきの甘い雰囲気は何処行った!って顔。
まぁ待ちなさい。
これからたっぷり愛してアゲルから…。

「 Are you ready ? 」
「 Love early ! 」

自分の指をしゃぶって紅い舌をちらつかせる。
挑発的なその眼、嫌いじゃないよ。
一体何処で覚えたんだろうね、そんな男を誘惑する方法。
お願いだから俺だけにしといて下さい。
少し小振りな山を二つ手中に収めれば悩ましい艶声が下半身を疼かせた。

「はぁ…ん……」


昼の主導権は君に譲ってあげよう。
かかあ天下だっていいじゃない?
Mじゃないけど君になら尻に敷かれるのだって悪くない。
だけど夜の主導権は渡さない。
誰より乱れ狂う君を統べるのは俺だけの役目。

「…ぁ、も……はぁ、ん…」

指を滑り込ませきつく握る。
お互いの指に光るリング。
もうお前は俺のものだって思ってもいいよな?
独り占めしたって誰も咎めやしないだろ?

「…っ、馬鹿、です…ね、貴方は…」





私はもうずっと前から貴方のものだというのに…。





「ははっ…」

嬉しくて涙出そうかも。
俺以上にティエリアも溺れてくれていた。
あぁ、愛しさが止まらない。
本当に君で良かった。
左手をそっと取り指輪に口付け。

「 I love you … 」


生涯君を愛し抜く。
これからも共に歩み続けよう――。




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纏まりなくてゴメンなさい(__)
その上勝手に♀設定にしてしまい申し訳ないです;

無理矢理ですが雅様に捧げます。







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