Steward*

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今、この広い屋敷にいるのはたったの二人だけ。
この家の主、ヴェーダは仕事の為不在。
母親は少女、ティエリアが幼い頃に病死している。
残されたのは一人娘のティエリアともう一人、彼女の世話を頼まれている執事のロックオンだ。
昼はたくさんの執事やメイドたちがいたが、夜になれば世話役たちの寝床として与えられた離れへと移動していく。
しん、と静まり返った屋敷に突如少女の怒声が響いた。

「眠れないんでしょう?私が添い寝してあげましょうかお嬢様?」
「馬鹿を言うな!執事が私と同じ布団で寝れると思うな!!」

ロックオンの言葉に顔を真っ赤にして叫ぶ少女ティエリア。
世話と称してティエリアをからかい楽しむロックオンはくっくと笑った。

「15にもなって誰が添い寝など!ましてや貴様ならなおの事だ!!」
「ヴェーダ様がいなくて寂しいくせに」
「…っ!?」

核心を衝かれ動揺を隠せないティエリア。
それをいいことに執事は更に言葉を続けた。

「この屋敷には今貴方と私しか居ません。貴方がこの部屋から出て行けと言うのなら私はいつでも出て行きますよ」
「〜〜〜っ!?」










早朝、仕事から帰ったヴェーダは珍しい娘の姿に頬を緩めた。





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腕枕してたら萌え〜(笑)
文才がない為そこまで書けず挫折。







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