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□クリスマス
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寒さで目が覚めた。

もう少しベッドの中を満喫していたかったけど、枕元にあるはずのプレゼントが気になって勢いをつけて身体を起こした。

幼い頃から必ず枕元にあったプレゼント。

誰よりもやさしいオレンジ色のサンタさんからのもの。


「わあ」


包みを開け取り出すと、もこもことやわらかい感触。


「ミトンだ。かわいい」


やわらかなオレンジ色にもこもこ部分は真っ白で。

うれしくて、伝えたくて、逢いたくなる。

カーテンを引くと、どこもかしこもキラキラしていた。

太陽の光を浴びて、白く輝いている。


「雪兎つくりたいな」

手早く出かける準備をして、父様と母様に朝の挨拶をして一護のところへ向かう。

いつもならイブとクリスマスは黒崎家に居る一護だけれど、今年は仕事が詰まっているからと帰ってしまったから。

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