V
□期間限定遠距離恋愛
4ページ/7ページ
またおかしな情報を鵜呑みにしているのか…。
仕事はできるのに、その他のことになると何でも信じちまう。
俺の言葉、信じてくれないのか?
涙を零すまいとこらえている表情にそそられる。
キスしたい。
俺のってアトつけたい。
でも、ルキアに理解ってもらうことが先だ。
ヘンな誤解をされたまま、三ヶ月逢えないのはきつすぎるし、俺が耐えられそうもない。
どれほどルキアに溺れているか、こいつはちっともわかってないんだ。
「嘘つーけど、おまえは俺以外の男とそーいうことしたいと思ったりしたことあんの?」
「ない」
何を聞いてくるのだと言わんばかりに睨みつけられる。
「俺も同じなんだけど」
「おな…じ」
「そ。ルキアとしたいの。ルキアじゃなきゃ意味がない。俺が一日中ずっと抱いてたいと思うのはルキアだけ」
わかったかと確認するためにごちんと額同士をぶつける。
「そうか…。良かった」
ホッとしたような顔に、うれしくなると同時に湧きあがってくる想い。
ルキアが欲しい。
「じゃあ、身をもって確認してもらうか」
脱がしかけの服に手をかけて、一気に剥いでいく。
キスをして、抱きしめて、やわらかな肌に吸いついて。
ルキアを俺でいっぱいにする。
.