蛙連載

□01‐始
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時は2XXX年。

突如舞い降りた宇宙人達により生命は絶滅を迎え地球は壊滅状態に陥る……筈だった。


「何が侵略よ。ガンプラ作って武器磨いて、お菓子食べて機械いじって農作業してるだけじゃない。」

「クククー…それを言ったらお終いだぜェ…」


ラボで交した他愛も無い会話。嫌味を言われて喧嘩もして。でもいつの間にか仲直りしてて。


「ケロロ小隊が地球を侵略するのはいつかしら?」

「さァな…」


そんな冗談を言いながらも私はこれが永遠に続く事を望んでいたの。


「クルルの側にずっと居たいなぁ…」

「居たいじゃねェ。…居るんだろ?」


想いもやっと交わったのに…神様と言う存在が居るのならば私は一生恨むだろう。

彼等に出会い彼と恋に堕ちた運命を作り上げた事を…一生恨むだろう。


「サヨナラ、皆…。サヨナラ……クルル…」


突然の帰還命令。上層部が地球侵略計画を断念したとか。

彼等が関わった全ての記憶と痕跡が消された。

勿論、私の中の彼への想いも…。

でも一つだけ彼に尋ねる事が出来るなら私はこう問掛けるだろう。



(私と過ごした日々は、幸せでしたか…?)



To be continued..

私は勿論、言い尽せ無い程幸せでした…


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