キミのとなりで

□キミのとなりで8
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怒鳴られてから自然と瞳が潤んでくる。

「ごめんなさい!私は後から付いていきます!」

そう言って降りようとすると、今度は神田さんが慌てて言い直した。

「違う!名無しさんに言ったんじゃねェ!」

「え?だって…ここには私しか…」

そう言いながらなんとなーく隣を見ると、小学生ぐらいの男の子がニィっと満面の笑顔を見せ、ご丁寧にピースサインまでしてくれた。

え?いつの間に乗ったんだろう?

それにこの子は誰!?



つづく



20101209
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