キミのとなりで
□キミのとなりで3
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テレビは観ない私だが仕事で銀行に行った時、待ち時間の間に週刊誌を読む。
芸能界の知識は大概そこから入手している。
ところで朝ご飯を買いに行った神田さんだけど、コムイさんが熱弁し両手をしっかと握ったまま熱い眼差しを私に送っているたった今、実は帰ってきていて買ってきたものを乱暴にドサッとカウンターの上に置いた音でコムイさんと私は飛ぶようにお互いを離れた。
「か…神田くん、いやあ勝手に上がってるよ。次の仕事はなんにしよっか?」
「神田さんおはようございますっ!」
無言でオーラを放つ神田さんはこちらに背を向けているが、彼が不機嫌なのは一般人の私にもわかった。
「………胸くそ悪い」
ポツリと低い声で彼がそう言ったあと、リビングの中がシ〜ンと静まり返った。
つづく
ガクコより
神田様はヤキモチを妬いているだけです(笑)
20100822