trip of memory
□02
1ﾍﾟｰｼﾞ/8ﾍﾟｰｼﾞ
私が弓を射た先にいたのは黒い髪の男。
見たこともない服装をしているその男は、記憶がないらしい。
名前もわからないようだったので、彼の身に着けていたペンダントをもとに名前を決めた。
本人は納得してないようだったけど…どう呼べばいいかわからないし、ねぇ。
でも、見たこともない服を着て、見たこともない文字を読める。一体彼は何者なんだろう?
何か不思議な雰囲気を感じるのは気のせいかな?
…勢いで村に、しかも自分の家にまで連れてきてしまったけど…軽率すぎたね。
まぁ、村長に報告したあとに考えればいいか。
.