漫画なの?漫画じゃないの?どっちなの? どっちでもない!
□楽園、喪失(基本桂→土、若干(?)高土
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帰路を歩きながら、思った。
まずなんとかせねばならぬのは、俺とあの男との関係よりも、壊すことしか知らない獣の方なのだと。
―いつあの男に危害を加えるやもしれん、狂人の方だったと。
「…銀時にでも相談するか」
進行方向を変え、万事屋へと向かった。
―だが、その時俺は知らなかったのだ。
全ての真実と、その真実と虚像との狭間に存在した『想い人』の素顔を―…。
「―おい、もう良いぜ。出て来いよ。」
「…桂…帰ったのか」
「お前との関係、どうすれば良いだろうってよ。―バカな奴だ。
もうお前はとっくに戻ってきてるってのにな。」
「バレてたら隠す意味ねェし」
「あー、…ククク、それもそうだな」
皆の為、国の為…集まった友と戦場を駆けた地獄のような時代。
思えば、あの頃からすでに因縁の種は撒かれていたのだ。
「失った"楽園"を、もう一度現実にするんだ…共に戦ってくれるか、十四郎」
役者が揃ったその時、始まるのは
「…当然」
美しい人喰い鬼達が織り成す、宴―鮮血の祭
そこにルールなんて堅苦しいものはない
戦い、血を啜って殺し合うことの快楽に溺れるだけだ。簡単だろう?
―天国なんざ信じちゃいない
地獄がどこまで行っても地獄でしかないように
俺達人斬りの鬼ってのは、どうあがいても結局は人斬りのままだ
何と言いわけしたってその事実は変わらない
だったら、死ぬまで人斬りの鬼として戦い続けるしかあるめェよ
―俺も、お前もな
fin
↓あとがき。イラストに興味ある方のみどうぞ(誰も興味なんかねぇよ)
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