ハガレン＋その他
□ココロ＋キセキ
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あるところに、一人の科学者がいた。
彼には双子の子供がいたけれど、妻は子供達が小さいうちに死んでしまった。
双子の姉は、リンという名前。
双子の弟は、レンという名前。
双子は二人とも仲が良く、家族三人で楽しく暮らしていた。
そんなある日…
リンが死んでしまった。
レンはとても悲しんだ。
息子のために、科学者はリンに似せたロボットを作った。
その出来栄えは…
キセキ。
しかし…
足りないものが一つだけあった。
それは…
ココロ。
お姉ちゃんが亡くなった時、僕はとても悲しんだ。
しばらくすると、父さんがロボットを作ってくれた。
ずっと泣いていた僕のために、お姉ちゃんにそっくりなロボット…
『リン』を。
リンは、とても良く出来たロボットだ。
だけど、『心』が足りない。
父さんと僕は、リンが『心』を持てるように願った。
そして、プログラムに組み込もうとした。
だけどそれは、遅々として進まなかった。