SHAMAN KING

□ぼくらのきずな
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シャーマンファイトの真っ直中、
久々の休みに、ふんばり温泉チームの葉・竜・ファウストの三人はいつもの旅館でのんびり温泉に浸かっていた。













「いやー、ICEMENとの戦いも終わって、やぁっとひと息つけたなぁ。」




葉の声が露天風呂に響いた。










「デビュー戦を飾るには、なかなか良い戦いデシタネ。」






「オウッ。ICEMENもやっとこさ自分の殻割って出てこれたからな。葉のダンナの一撃がきいたんでしょうよ。」




葉をはさんだ大人の男2人、ファウストと竜が言う。









「ウェッヘッヘ。よせって竜、お前達2人がふんばってくれたからオイラもあの一撃ができたんよ。
それより、良かったんか?ICEMENとの戦いであんなこといって。」














葉が指していた言葉とはファウストと竜が初戦で言った言葉についてだった。










(―少なくともオレとファウストは葉のダンナをシャーマンキングにするために戦ってる。
ダンナは必ず居心地のいい世界を作ってくれる。
それがオレのベストプレイスだ!)
















「あの言葉は正直オイラにも覚悟を与えてくれたからな。でもあんなこと言ったらお前ら本当に・・・」














「言ったでしょう、俺達はダンナに助けられ、信じてここまでやってきた。
俺の夢はダンナの温泉で板前として働くことだが、この夢はどうしようもなかった俺にダンナがくれた希望です。」









「ボクも竜くんと同じデスヨ。生きていく理由が無くなったとき、葉くんは優しい言葉をクレタ。
それからボクとエリザは第二の人生をふんばり温泉で働くことに決めたノデス。
だから主人となる葉くんのために戦うのは当たり前デショウ。」
















「・・・なにやら照れるなぁ。
あんま感動すること言われるとオイラだってうるっときちまうぞ。」







三人の笑い声が露天風呂に広がる。












「オイラはこんな楽々な時間がやっぱ好きだ。
だからハオも止めなくちゃなんねぇ。」









「デキマスヨ。葉くんならボク達のようにハオのことも救えるハズ。」





「そんときゃオレとファウストもついてます。ハオに一発ぶちかましてやりゃあいい。」













「悪いな、お前らにも麻倉の問題に首を突っ込ませちまって。
今の言葉きいてきっとやれるって自信ついた。
オイラも竜やファウストに力いっぱい貰えてるから立ってられるんだ。
出会えて良かったのはオイラも一緒さ。」











「ダンナぁ・・」




「ウッフッフ、と言うことは更なる強さを求めてOKAMIアンナの修行あるのみデスネ。」







「それを言われるとちょっとおっかねぇぞ、ファウスト」






「ウッフッフ、失敬、葉くん。」








きっと居心地のいい世界はできる。

仲間がいれば信じていける。




葉は1人寂しさに打ちひしがれている、双子の兄をおもった。










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あとがき

マンキン小説初挑戦でしたぁ!
15巻でのICEMENとの戦いがすごく好きで、まずはこれ書きたい!!
と意気込んで書いたモノの、なかなかうまくいきませんね(´・c_・` ;)
でもふんばり温泉の絆が大好きなので書いて楽しかったデスヨvv


最後まで読んで下さってありがとうございました!!

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