短編
□先端冷え性
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―――暖かい。
体が包み込まれるように、ぽかぽかと気持ち良い。
それに、安心する匂いがした。
昶は薄く目を開けると、視界は黒一色で、目が闇に慣れるということもない。
不思議に思っていると、顔前にあった闇が急に無くなった。
「おはよ」
変わりに、とんでもなく美しい顔が微笑んでいた。
「うぁああああああああ」
「そんな叫ばなくても……」
end
2008.9.28
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