Free Title

□フリーな+α 長文ver
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281-290
ただ独り残された 暗い闇の中
哀しみからただ 逃げたくて
例えるならば 螺旋回路 のような
夜闇 の中がむしゃらに走り抜ける
枯れたはずの 涙が次々と溢れ出て
凍った雫 は音を立てて砕け散る
そうしてただ 哀の歌 を紡ぎ続ける
いつまで繰り返される?この 永遠の連鎖
苦しみ続け 疲れ果てて 瞳を閉じる


予感がしていた 別離はいずれ訪れると



291-300
時は流れて いつかの草原
今でも憶えている 鮮やかな日々
やっと 自然に笑える ようになれた
君との 想い出を抱いて
前へと 進んでいける
今自分の足で 立っている んだ
風に紛れて 懐かしい声 がした
微笑む少女の背には 白い翼 があった
不意に 涙 が溢れた


天使になって逢いにきた もう二度と離れないよ



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