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□†神様が泣いた雫†
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Chapter.7+冬の別離+

確かに隣にあったもの やっと手に入れたのに
白い大地 に全て還ってしまった
凍える季節 一人では耐えきれない
消え逝く光 にすがって求めて
みっともないくらいに 泣いて泣いて泣き叫ぶ
断たれた鎖 それは君と僕を繋いでいた唯一の
喪う辛さ なんて知りたくなかった
忘れてしまえれば 楽になれるだろうか
それでも 記憶は消せない 消える事を望めない


空を舞う氷の華 に包まれて僕はまた永い孤独に戻される




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