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□†雫はやがて海となる†
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Chapter.8+その底に沈んだ+

嗚呼あの暖かい 光は遠ざかる
力が入らなくて 起き上がれない
浮かぶのは 小さな空気泡
想い出が 走馬灯 となり消えて往く
何も残せないまま 僕は逝く
其処に待ち構えているのは 底だろうか
そもそもこの 奈落 に底なんてあるのだろうか
止まる時 を待つ
せめて さよなら だけでも君に


落ちるだけ堕ちて逝く.... 君はここにはどうか来ないで



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