☆小説☆

□■これもまたいつものこと■
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某月某日。於風紀財団地下施設内一室。

「どーしてくれるの?」
「…悪かった」

施設の長と向かい合わせに座し、平謝りする獄寺の前には羽の乱れた小鳥が一羽。
彼(彼女?)は先刻より怯えのためか微かに震え、時折か細い声でピィピィと鳴いている。

「二度としないようにきちんと言い聞かせるから…!」
「君のいうことなんて聞いたことがないくせに」
「うっ…」

痛い事実を突かれて言葉に詰まる。と、

「にょおん」
「あ、テメェ…!」

雲雀の機嫌を損ねた元凶である瓜が、我関せずといった体(てい)で、バリバリと畳で爪を研ぎ始めた。



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