「猫でもなくて 犬でもなくて」
プロローグ
「…あんたって、ほんっ とに………。」
それが、彼女が残した最後のコトバだった。
あれから、十年。
僕は、彼女があの時に言いたかった言葉の続きを、今も考え悩んでいた。
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