Long

□チョコっとロール
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これはオーブという国で起きた大事件・・・



なんとウズミ国王様の愛娘でありオーブの姫であるカガリ様が魔導師に連れ去られてしまったのです


そこで呼び出されたのは文武両道、容姿端麗で有名な勇者アスランでした。



「はぁ…? カ…姫が魔導師に…」

「そうだ、そこで君にカガリを救いに行ってもらいたいのだよ」

「はぁ」

「なんだ、そのやる気のない返事は」

「ありますよ〜・・・・一応」

「一応じゃなくて、ちゃんとやる気持って!! お願いだから!!!」

「はいはい、行ってきますよ行ってくればいいんですよね」



アスランは長いマントを翻しながら、さっさと部屋から出ていってしまった




「マーナ…」

「はい?」

「本当に大丈夫だと思うか?」

「大丈夫でしょう、カガリ様ですから」(きっぱり)


「いや、そっちじゃなくて・・・もういいや・・・・」




こうしてウズミ国王の心配も他所にアスランの旅は始まってしまったのでした。






━・━・━・━



その後すぐにオーブを出発したアスランはオーブと隣の町を繋ぐ森の中でさ迷っていた

「うわぁぁぁぁぁぁ!!!」



叫ぶアスランの目の前には巨大蜘蛛・・・世間はコレをタランチュラとも言う




「く…く…くるなぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」




どうやら勇者は虫が嫌いなようです(ヘタレ度MAX)



「あれ? 誰かと思って来てみたら・・あなたアスランっ! アスランでしょう?」




アスランの前に現れたのはピンク色のサラサラのロングヘアの白猫ミーアだった









当のアスランは



「ひぃぃぃ!!! 来るな、クルナ、くるなぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」
↑プチパニック(笑)


「お前、仮にも勇者だろっっ!!!!!」



――買oッチーーーーン



と、良い音でミーアは目の前の勇者らしからぬ姿を晒しているアスランを平手打ちした



「ふぅ…取り乱りしてすまなかった」

「いいえ、いいのよ」
(はぁ・・・やっぱり噂の勇者様はミーアの好みの男性そのものよww
ああ…かっこいいwww)



瞬きもせずにアスランを見つめるミーアに気付きもせずアスランは先を急ぐから、と言って歩き出した



「あの、もしかして何かあったの?」

「ああ、俺の住む国の姫が謎の魔導師に拐われたらしくてな
国王命令で姫の救出だ」



(チャァーーーーーーンスwww)
「なら、お供させてくださ「いやだ」

間髪いれずにアスランは
キッパリと即答した



「そんな事言わずにぃぃぃぃぃぃ(泣)
お供させてくださいぃぃぃぃぃぃぃぃ
お願いします〜〜〜」



号泣しながらアスランの足にガッチリとしがみつき必死に懇願するミーア

負けじと、こちらも必死でミーアを振りほどこうとするアスラン


結局は強いミーアの粘りが項をそうして晴れてアスランのお供になったミーアなのでした




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