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机の中に
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今日はキラさんが忙しいため、俺が代理でオーブのアスランさんの元に資料を届けに来ている

「あの人に会うのイヤなんだよなぁ〜」

どうしてって、あの人は俺の事 敵視してるし

理由は分かってる

俺がキラさんの部下(しかも一番可愛がってくれてるから)だし、俺もキラさんに なついている

だから今日だって絶対何か言われるに決まってる

でも…キラさんのお願いだから


オーブ政府の廊下をしばらく歩くと いつのまにかアスランさんの部屋の前


――トントン


「失礼します」

ドアをノックし来た事を伝えるが中からは誰も現れない

「? 失礼します、シン・アスカです」



…シーーーーーーーーン



いや、今のシーンってギャグじゃないからなっ!!

意を決して中に入ると部屋の中にあるのはデスクなどだけで
肝心のアスランさん本人は、どこにもいなかった

「俺も早く戻りたいし、置き手紙してプラントに戻るか」

俺は、持っていた資料の入ったファイルをアスランさんのデスクの上に置き

手紙を書いて置こうして紙とペンを探していたら

「あれ? この引き出しだけ開いてる…?」

どーーーーーーーーーーーーーーーーーうしても

気になった俺は、アスランさんの許可なしに開いていた引き出しを開けてしまった

「こっ、これはっ!!」

その中に入っていたのは

「これも、これもこれも、これもこれもこれもっ、キラさんの写真!?」

その引き出しの中には

幼年学校の制服姿のキラさん

学生なキラさん

地球軍の軍服を着ているキラさん

私服なキラさん

オーブ軍の軍服を着ているキラさん

白服を着ているキラさん

もーーーーーーーーぅ
怒ったり、泣いたり、笑ったり

その時、俺は察したんだ











これは、盗撮だっ!!!

「でも一体どうやって…?」

そこで俺は気が付いたんだ…いつもキラさんの側にいる あのロボット鳥の存在に!

まさか、アレにカメラが…?

「あり得るな」



恐るべし…アスラン・ザラ




プラントに戻った俺は、キラさんに その事を話し

その後、アスランさんは1ヶ月間もの間 キラにメールを無視され続けまくって、かなりヘコんだとか





まぁ、それは自業自得だけどな






お わ り


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