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□みるくあいすを君に〜塚不二編〜
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8月

暑さもピークを迎えるこの頃

学生は遊び、部活、勉学に励むのが普通でありモチロン青学テニス部も例外なくこの暑い中絶賛部活動真っ最中である。




「あーつーいぃー!!!」

コート内にテニス部のムードメーカー菊丸の声が響いく

「ねぇ不二あついよー」

「そうだね英二」

暑いと言いながらも菊丸ま不二にガバッと抱きつく

モチロン手塚の目の前で

「菊丸、暑いのならわざわざ不二に抱きつくな」

「不二は通気性いいから抱きついても暑くないんだもんねー」

手塚が言っているのは正論
菊丸が言っているのは訳の分からない屁理屈

それでもいがみ合うのをやめない手塚と菊丸(主に菊丸が喚いている)

板挟みになっている不二は珍しく汗が大量に出て暑さと煩さで目眩で倒れる寸前だった


すると不二には救世主ともいえる神の声がコートの外から聞こえた


「おーい皆ー、この暑さじゃ練習もキツイだろうから少し休憩しよう!竜崎先生からアイスを頂いたから皆で食べよう!」


神の声の正体は青学テニス部副部長の大石だった。

彼の右手にはアイスが入っていると思われるビニール袋

それを視野に入れた部員達は速攻でコートから出てきた

不二に抱きついていた菊丸もアイスという言葉に釣られいつの間にかコート外にいる大石の元でピョンピョン跳ねていた


「全員2時からのトレーニングまでに十分休憩しておくように」


手塚がいつも通り指示すると手塚、不二以外の他の部員は大石の手からアイスを貰い部室や空いている教室などで各々休憩を取っていた


「ほら手塚、不二お前たち二人の分だ」

そういうと大石は袋の中になる残り三つのアイスから適当に二つ取り二つに差し出した

「ありがと大石」

「・・・」

「手塚・・・?」

手塚は大石から渡されたアイスを穴が空くと思われる程凝視していた

ちなみに彼らがもっていたアイスは
不二→リンゴ味の棒アイス
手塚→みかん味の棒アイス
であった

別におかしな所など一つもない

「どうかしたのか?手塚」

あまりにもアイスを凝視する手塚を心配して大石が声をかけたが帰ってきた答えはあまりにくだらないものだった


「大石・・・ミルクアイスはないのか?」

「は?」

「ミルクアイスだ」

「ど、どうしてなんだ?」

嫌な予感がする・・・
激しく嫌な予感がする、不二は頭の片隅でそんな事を思っていた。


「不二にはミルクアイスといのは鉄則だろう」

「ちょっと黙ってくれない?変態さん」







その後、不二にはミルクアイスという鉄則を熱く語る手塚を不二が力ずくで黙らせた事は言わずもがな・・・





お わ り






あとがき


みるくあいす塚不二編
若干というかかなり?手塚がお下品ですみません(-_-;)

たぶん忍岳編はもっと下いことになりそうな予感がっ!

とりあえず分かる方には分かる!
ミルクアイス(棒)といって連想するのはアレです!アレしかない!

というか久々に更新した短編が軽く下いのもちょっとアレですね;;;

次から余裕ももってちゃんとチョビチョビと更新しくことを目標にしようと思います(>_<)



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【2009/8/20(木)】


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