NOVEL
□ワインに口付けを/骸雲
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ワインに口づけを
「ヒック…‥骸、もう飲めない///」
「クフフ、もう酔ってしまったんですか?」
「酔ってなんかないよ…///」
完全に酔ってますから。まさか雲雀君がこんなにお酒に弱いなんて…‥
嗚呼、
頬は桜色
ワインの様に赤い唇
潤む瞳
漏れる吐息
……‥、
全てが僕の欲を掻き立てる。
だめです。
今の彼は危険です‥…
でも…‥彼があまりにも
美しすぎる、
‥…だめだ…
こんな彼は危険すぎる。
「骸?どうし、たの…?」
「い、いえ」
嗚呼、
彼は妖艶だ、
いつの間にか胸の中に抱き留めてしまった。
ワインの香り
雲雀君の香り
全てが僕の欲を駆り立てる
だめ…です。
いまこの手を離さないと
彼を壊すほどの愛が
コボレテシマウ…‥
「ねぇ、むく…‥んッ、ぁ?!///」
「ふッ‥…ん、雲雀…君」
ちゅ、ちゅ、と甘い妖艶な唇を啄む
ふにッ、と柔らかい雲雀君の唇は
僕の理性を崩壊する
「は、んッ…骸、まッ…///」
「雲雀君…」
彼は酒に溺れ
僕は君に溺れ
理性が崩壊し、
崩れ落ちる…がらがらと
僕のなかで大きな音と共に
彼は危険
だめ…‥
近づかないで
壊してしまいそうでコワイ
だめ…
近づいたら
溢れ出る愛で
押しつぶしてしまいそう
それでも……‥
アイシテ……‥
クレマスカ?